【番外編】シングルストロークに筋肉は必要?|筋トレの知識を太鼓の達人に当てはめて考察してみる

Uncategorized

※本記事では、太鼓の達人やドラムの基本技術となるシングルストローク筋肉の相関関係について考察しています。筋トレと太鼓の達人両方に深く触れてきた自分ならではの思考を皆さんに共有していこうと思います!

(ここから述べる内容は、筋トレ理論に基づいた仮説です。論文的根拠は示されていないので、あくまで参考程度にお楽しみください。)

管理人(ろっきー)の実績

本題に入る前に、私の筋トレと太鼓の達人の実績を描きます。

【筋トレ】
(2026年6月時点)
・筋トレ歴:2年半
・好きな種目:BIG3、懸垂、ミリタリープレス
・BIG3内訳
→SQ:110kg, BP:100kg, DL:150kg

【太鼓の達人】
・グリーンver 達人
・ニジイロ2022, 2023 虹枠金達人
・2021年11月12日 AC版おに譜面制覇(全国73人目)

筋トレはまだ中級者に突入したばかりで成長の余地があります。
太鼓の達人は全国で推定200人程度しか達成していない記録や全国73人目の記録など、第一線に近いところまで成長してきました。

不器用で運動センスがないですが、その分多くの苦労を経験していますし何より”本質を掴む力“には自信があります!

シングルストロークで使う筋肉

シングルストロークで使用する筋肉はどこでしょうか?
主要な部位としては2つあります。

※シングルストロークのみならず、太鼓の達人全体の動作観点でも解説します。

前腕(指主体でシングルを行う場合)

前腕は、手首~肘までの範囲にある筋肉で、手首や指の動作をサポートする筋肉です。
太鼓の達人において前腕が関与する動作は以下の通りです。

i)バチを持つ動作(親指と人差し指で支えて持つ動作)
ii)シングルストローク(手首のスナップ動作や、中指や薬指で繰り返しバチを押し出すようにして叩く動作)
iii)ロール処理(親指と人差し指でバチを摘まみ、巻き付けた人差し指でバチを押し込む動作)

上腕三頭筋(腕主体でシングルを行う場合)

上腕三頭筋は、いわゆる二の腕です。肘を曲げた状態から伸ばす動作をサポートする筋肉です。
太鼓の達人において上腕三頭筋が関与する動作は以下の通りです。

i)面や縁を叩く動作全般(脇を閉じて、肘伸ばすようにしてバチを振り下ろす動作)

上記の他にも、バチを振り上げる動作で上腕二頭筋、長い腕を支える広背筋などわずかながら関与する部位もあります。

ろっきーはジム後に太鼓の達人をすることがありますが、
ベンチプレス後の太鼓の達人は腕が重く感じて太鼓がヘタになります。(ベンチプレスで上腕三頭筋を使うから)
また、デッドリフトをやった後も手に力が入りません。(デッドリフトで前腕を使うから)

筋トレ後の太鼓はオススメしません。(誰もやらない)

速筋と遅筋

筋肉の種類には速筋遅筋があります。

速筋は瞬発力に優れた筋肉で、「短時間に大きな力」を発揮することが得意な筋肉です。
一方、遅筋は持久力に優れた筋肉で、「長時間持続する力」を発揮することが得意な筋肉です。

速筋遅筋
パワーリフティング
短距離走
マラソン
シングルストローク

シングルストロークは、スピードが求められるので主に速筋を活用します。
太鼓の達人全体に拡大して考えると、ロール処理や連打においてスピードやパワーが求められるので、太鼓の達人は主に速筋を活用する”スポーツ”であると言えます。

また、速筋と遅筋の割合は遺伝によりある程度決まってしまうので、速筋の割合が比較的多い人(以下”速筋優位な人”と定義)の方がシングルストロークを行う上で有利にはたらく可能性はあります
(悲しいことに、シングルストロークの得意不得意には個人差がありそうです…)

しかし、適切なトレーニングを積むことにより、速筋繊維1つ1つを強化することができ、遅筋優位な人でも速筋優位な人との差を縮められる可能性はあります

皆さんご自身の経験を思い出して(スプリントが得意?それともマラソンが得意?)、速筋優位なのか遅筋優位なのかを想像してみると現在のシングルの能力にも納得がいくかもしれません。
(ろっきーは足が遅く長距離走の方が成績が良かったので遅筋優位である可能性が高く、実際にシングルは遅いです。)

※次の見出しで、速筋を鍛える/効率良く使う話をします。

筋肥大vs神経系強化|筋肉が大きくなることと強くなることは別!?

筋肉の成長には、主に筋肥大神経系強化の2種類が挙げられます。
(後述のメインテーマに繋がります。ここを読むことで、後の内容が理解しやすくなります。)

筋肥大

筋肥大(≒筋肉量UP)は文字通り筋肉を大きくすることです。鍛え方の特徴は「じっくりと効かせる」です。
例:腕立て伏せ(ゆっくり)×15回、ベンチプレス60kg×10回

筋肉は強い負荷を受け続けると、その内部にある筋繊維が傷つきます。(いわゆる筋肉痛の一因)
その損傷を修復すべく、栄養補給や休息を行い、その結果筋繊維が修復されます。
ただ修復されるだけではなく、筋トレ前よりも太い状態になるよう修復されます。(超回復)

神経系強化

神経系強化(≒筋力UP)は速さや強さを最大限引き出せるよう適応することです。鍛え方の特徴は「瞬間的に速く・爆発的に強く出力する」です。
例:腕立て伏せ(素早く)10回、ベンチプレス90kg×3回


筋トレにおける神経系とは、「脳からの指令を筋肉に伝え、持っている筋肉を効率良く使う回路」のことです。神経系強化には、筋トレや反復練習による”アウトプットの訓練”が必要不可欠です。

この訓練により、先述の速筋繊維を強化することに繋がります。

筋肥大:筋肉を大きくすること(≒筋肉量UP)
神経系強化:速さや強さを最大限引き出せるよう適応すること(≒筋力UP)

☆「筋肉が大きくなること」と「筋肉が速く/強くなること」は別物です!

【本題】シングルストロークが速い人の特徴

ここまで、シングルストローク(& 太鼓の達人)に使用する筋肉や、筋肉の成長について学びました。

そしてここからが本記事の本題。
Q.太鼓の達人のシングルストロークにおいて筋肉は必要か?
Q.シングルストロークが速い人ほど腕が太いのか?

これ以上回りくどいのもアレなので、私なりの考察を述べますと…

シングルストロークに筋肉はある程度必要であると思います。
しかし、腕の太さとシングルストロークの速さの間に完全な相関関係はないと考えます。

結論、筋肉はある程度持っていた方が良いです。
※もっと正確に言うなら、筋肉というより筋力です。
”ある程度”というのは、「バチを動かすための必要最低限」という意味です。

「シングル速いのに細身の人もいるじゃん!筋肉要らないのでは?」
って感じた方もいるかもしれません。

その通り、そういう人もいます。しかし、そういう人たちって筋肉がないのではなく、
バチを扱うための必要最低限の筋肉を持っており、その筋肉の使い方が上手い
ということなんです。
(しかも、そういう人たちって前腕が細いだけで、実際は筋力が強いケースが多いです。)

つまり、ここで強調したいのは、

シングルストロークの成長には神経系強化が重要であり、筋肥大は結果論である。

ということです。

また、太鼓の達人プレイヤーが使うマイバチは60g程度しかありません。
ある程度の重量を筋肉に効かせ筋繊維を破壊することが筋肥大に繋がりますが、60g程度の負荷では筋肥大には不十分である可能性が高いです。

(もしバチが1kgあったら、太鼓の達人プレイヤーの大半が前腕マッチョの可能性はあります。笑)

ここまでおさらいすると、

☆筋肉の成長には筋肥大神経系強化の2種類がある。

シングルが速い人は、バチを扱うための最低限の筋肉は持っているが、必ずしも腕が太いとは限らない
シングルを速くする上で、筋肥大は目的ではなく結果論であり、重要なのは「持っている筋肉をどれだけ効率良く使えているか?」を指す神経系の強さである。

考察に基づいたシングルの鍛え方

以上を踏まえて、太鼓の達人プレイヤーにオススメの筋トレを紹介します!

シングルの速さのみならず、体力向上、ロール処理連打の上達にも関与しますので、興味のある方は挑戦してみてください!

※注意点(6/20~)
既に太鼓の達人の地力が完成形に近づいている人は、やり方を間違えると地力が落ちる可能性もあります
もう頭打ち来てしまった…」「まだまだ上を目指したい…!」という方々の役に立てばと思い、提案させていただきます。

また、以下の筋トレが上達に有意であるかの統計的なエビデンスがないので、実際にろっきーがシングル強化およびイップス寛解を目指し検証中です
→開始1週間で早速効果はありました。1サンプルとして参考になれば幸いです。

リストカール

リストカールは、手首を手の平側に持ち上げることで前腕を鍛える種目です。

ダンベルを持って前腕を水平な台に置き、手の平を上に向けた状態から重力に逆らうようにして、手首を曲げるように持ち上げます。

太鼓の達人観点で言えば、シングル/ロール処理/連打の叩く瞬間押し込みに近い動きです。

リバースリストカール

リバースリストカールは、先述のリストカールの逆で、手首を手の甲側に持ち上げることで前腕を鍛える種目です。

ダンベルを持って前腕を水平な台に置き、手の甲を上に向けた状態から重力に逆らうようにして、手首を曲げるように持ち上げます。

太鼓の達人観点で言えば、シングル/ロール処理/連打の振り上げに近い動きです。

ハンマーカール

ハンマーカールは、肘を支点に腕を曲げることで上腕二頭筋/上腕筋を鍛える種目です。

親指が上になるようにダンベルを持ち、脇を締めながら肘を曲げるように持ち上げます。
(太鼓のバチを持つ形に近いです。)

太鼓の達人観点で言えば、シングル/ロール処理/連打の振り上げや、シングル⇔ロール処理の速い振り返しに関与する動きです。

(リバースリストカールと役割は似ています。手首だけで補いきれないことが多いので、上腕を使って反発を補うイメージです。)

ダンベルピンチ

ダンベルピンチは、ダンベルを掴むことで指全体を鍛える種目です。
指の中でも特に狙うのが難しい親指を鍛えることができます。

ダンベルの重り部分(横のデカい部分)の側面を指全体で掴みながら30秒前後ホールドすることで、握力を鍛えられます。

太鼓の達人観点で言えば、シングル/ロール処理/連打におけるバチのつまみに関与する動きです。

デッドハング

デッドハングは、ぶら下がることでを鍛える種目です。
主に、人差し指~薬指を狙って鍛えることができます。

鉄棒や懸垂バーに指の第2関節あたりまでを引っ掛け、30秒前後ぶら下がることで、握力を鍛えられます。

太鼓の達人観点で言えば、指を使ったシングルや、ロール処理における人差し指の巻き付けに関与する動きです。

腕立て伏せ

腕立て伏せは、床を押し返すことで胸/上腕三頭筋を鍛えることができる種目です。
(皆さん誰もが1度はやったことがあるかと思います。)

床に手を肩幅程度で置き、手とつま先のみ地面についた状態で身体を一直線に保ち、肘を曲げた所から床を押し返すことで、胸と上腕三頭筋を鍛えることができます。

太鼓の達人観点で言えば、シングル/ロール処理/連打における叩く動作全般に関与する動きです。

ケーブルプレスダウン

ケーブルプレスダウンは、肘を支点にケーブルを押し下げることで、上腕三頭筋を鍛えることができる種目です。

ジム限定の種目ではありますが、ケーブルマシンを用いて行う種目であり、脇を閉じ手を下向きにした状態からケーブルを押し下げます。

太鼓の達人観点で言えば、シングル/ロール処理/連打における叩く動作全般に関与する動きです。
腕立て伏せよりも、バチを振って叩く動作により近いと思います。

鍛え方

各種目を提案させていただきましたが、実は筋トレって非常に奥深く、同じ種目でも鍛え方1つで成長の方向が大きく変わります
つまり、正しいステップで鍛えていかないと筋肥大に寄ってしまい、かえって筋肉がおもりになってしまいます

仮説に基づいて鍛え方の順序を提案するなら…

Phase 1:神経系強化(太鼓の達人を続けている期間で定期的に)
Phase 2:太鼓の達人での実践

です。
神経系強化:筋肉の効率的な使い方の習得を目的として、0→100を瞬間的に出す練習を行います。
※ジワジワ効かせるのではなく、「素早く/強く出力する」ことがポイントです。
※回数/秒数の目安は「動作の質が保てるギリギリ」です。(つまり、疲れて”雑”にならない回数/秒数)

太鼓の達人での実践→上手に使えるようになった筋肉を、太鼓の達人特有の動作に応用する訓練をします。(神経系強化と同時並行でも大丈夫です!)
具体的な実践内容ですが、とにかくシングルストロークの練習をしてください。

①片手で瞬間的にで2~5打を叩く練習(ドラムの練習方法の「ストーンキラー」のイメージ)
②一定のペースで30秒間叩く練習

シングルには主に上記の2パターンがあります。このようなパターンを想定して、疲れて”雑”にならない範囲で積極的にシングルストロークの練習をしてみてください。

まとめ

本記事では、シングルストローク筋肉の相関関係について考察しました。

筋トレの知識や経験を他コンテンツに当てはめて考えることにより、新たな視点を生み出すことができたのではないかと思います。
皆さんの参考になってくれたら幸いです!

プロフィール
この記事を書いた人

1999年9月17日生まれ。
2023年3月明治大学理工学部を卒業し、同年4月より某IT企業に就職。
社会人になり、「いつまでも元気で過ごしたい」「強く逞しく自信を持ちたい」という動機から、同年6月に某24Hジムで筋トレ開始。
1度社会人の忙しさで諦めそうになりながらも、2024年1月に復帰成功。現在もITエンジニアをしながら心身ともに成長中。

その他の趣味は「オセロ」と「太鼓の達人」。趣味を追究することが好きな性格で、オセロでは小学生全国大会3位、太鼓の達人では全国73人目のアーケード版全譜面制覇を達成している。

ろっきーをフォローする
Uncategorized
ろっきーをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました